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2006年1月31日 (火)

児童クラブお話会

 隣市の小学校は、なぜか昨日の月曜日(1/30)はお休み。学童保育で児童館にきている児童クラブの子どもたちに、午後、ストーリーテリングのおはなし会を開かせてもらうことになった。

 この児童館では、大きな休みごとに、ストーリーテリングによるおはなし会を開いている。また、この学区の小学校へは、わたしたちグループのメンバーが朝の読み聞かせなどで、たっぷり語っているので、子どもたちは、聞きなれている。

さて、プログラムは

 だんだん飲み(日本の昔話) わたしの担当
 ひなどりとネコ(ミャンマーの昔話)
 馬方やまんば(日本の昔話)

「だんだん飲み」は今年、3回目の語り。今日の子の反応はどうだろうと楽しみに語る。ところが、類話を絵本で読んでもらったばかりの子が大勢いたらしく、はじめの一文を話し始めたところで、もう「知ってる、知ってる」の連発。わたしが言う前に、先を先を、言いたがる。こっちは、そういう子に、「そうそう」とうなづきながら、初めて知る子には、「こうなるのよー」というように語る。どこまで話したか、混乱してわからなくなりそうになりながら、頭をフル回転。なんとか、おわりまで持ちこたえて、ほっ。つかれたー。

「ひなどりとネコ」はさすがに、知っている子がいなくて、一心に聞いている。ラストのオチがわかったら、その続きのつけたし的な一行はもう聞いちゃいないところが、子どもらしいと思う。

「馬方やまんば」は、子どもたちの前で語られるのをはじめて聞いた。馬方の前にやまんばが現れて、足を1本おいていけという。馬方が足を切ってなげると、馬は3本足で走る。しばらくすると、またやまんば、もう1本おいてけというので、もう1本切って投げると、馬は2本足で走る。そんなところを、大人の聞き手だとすまして聞いているのだけれど、子どもたちは、ケタケタと笑い出したのには驚いた。こどもたちは、きっと漫画的にとらえているのだろう。2本足になったところでは、走り方を友だちに講釈する子もいて、楽しんでいるのがわかる。
 子どもの感性は、わたしも持っているはずのものなのだけれど、大人になったいまではやはり引っこんでしまっている部分もあって、ああ、おもしろいなと思う。

 おはなし会のあとま反省会で、語り方の上手下手はあるけれど、お話の力によるところは大きいということになった。語りはまだまだ未熟のわたし。まずは、いいおはなしからマスターしていこう。

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