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ぼくだって できるさ!

 『りんごのき』とおなじ作家と画家によるチェコの作品。あとがきによれば、50年ぐらい前にペチシカにより書かれたものだ。

『ぼくだって できるさ!』
 エドアルド・ペチシカ作
 ヘレナ・ズマトリーコバー絵
 むらかみ けんた訳
 冨山房インターナショナル

 マルチーネクはまだ小学校にあがらない小さな男の子。ちかくの小学生ヘレンカとは友だちだ。はやく大きくなって、おとうさんみたいに機関車の運転手になりたいな、とおもっている。そんなマルチーネクの日常が、短いお話8つにおさめられている。

 うんうん、そういうことってうちの子にもある。おもわずそういいたくなるエピソードばかりなのだが、見事と思うのは、幼い子の心がきちん描かれていること。とくに自尊心と成長への願望。小学生の友だちヘレンカの前で字が読めるふりをしたり、こわくないといって強がって見せたり。せいいっぱい背伸びをしている姿が、大人の目からは、とてもほほえましい。こどもって、大きくなることを夢見て、喜び、そしてまた大きくなるのだな。本当にこどもって希望のかたまりだと思う。

 しっかりした線画に透明感のある美しい色をぬったさし絵は、かわいらしい。目の色がしっかり塗り分けられているせいもあるだろうか、異国情緒を感じる。この挿絵が少ないので、複数を前にした読み聞かせには使えないけれど、親子で楽しんでほしい絵本だ。

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コメント

そらこさん、この本読みました。トラックバックさせてください。

多分うちのちびたち2人の間の年だと思うのですが、自分の子どもよりもしっかりしているような、似ているところがあるようなで、とてもかわいらしいです。

shoko さん

トラックバツク、ありがとうございます。
わたしもトラックバツクさせてくださいね。

うちの子は、もうすでにその年を卒業してしまっているので、こういう本を読むと、小さな人といっしょに暮らしている人が、とてもうらやましくなります。

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» ぼくだって できるさ! [POCO A POCO]
 『もぐらとずぼん』の作者、エドアルド・ペチシカのかいた絵本、『ぼくだってできるさ!』です。  機関車の運転手になりたい、マルチーネクは、とてもかわいい男の子。小学生になるには、あと2年ありますが、早く大きくなりたくて、いろんなことを「できる」ふりをして...... [続きを読む]

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