2024年2月23日 (金)

G東保育園 年少さん おはなし会 子どもたちの感性は計り知れない

昨日(2月22日)は、K小学校から一度家へ帰り、隣市のG東保育園へ。

プログラム
 絵本 うしのもーさん 風木一人文 西村敏雄絵 教育画劇 
 絵本 おしりじまん 斎藤槙作 福音館書店 *
 紙芝居 きたかぜとたいよう こがようこ脚本 長谷川義史絵 童心社
 エプロンシアター トンネルぐるぐるふしぎなトンネル(『増田裕子のミュージックパネル2』より)


子どもは15名ほど。人なつっこく好奇心いっぱいの子たちで、始まる前から紙芝居やパネルシアターの舞台を見て、「中に何があるの?」「見えてるよ!」と話しかけてきた。

うしのもーさん』は、最初笑って見ていたのだが、次第に夢中になり、真剣な顔で物語の行方を見ていた。

私が読んだ『おしりじまん』では、動物の名前や、そのおしりの感想などいろんなことを言ってくれた。ハリネズミの名前をちゃんと知っていたのに驚いた。

いちばん喜んだのは紙芝居の『きたかぜとたいよう』。子どもたちは、長谷川義史さんの迫力あふれるユニークな絵に釘付けだった。読み終わると「はやっ!」との声。
「はやっ!」は、最大の讃辞だ!
演じ手が「北風と太陽とどちらが好き?」と聞くと、ほとんどが「太陽」と答えたが、意外にも「北風」と答えた子も数人いた。「寒い方が好きだもん」と理由を言った子も。
紙芝居の北風は、力強くて魅力てきだったから、ステキだと思った子もいたんじゃないかと思う。
子どもたちの感性は大人には想像つかない。

最後の「トンネルぐるぐる」では、途中で、次の車の端が見えて、「見えた!」と指摘されるなど、アクシデントはあったものの、私たちと一緒に歌って踊って、楽しんでくれた。

あー、子どもたちといっしょの楽しい時間だった。
エネルギーをもらったよ。ありがとう!

K小学校朝の読み聞かせ 5組さん 一人から笑いが広がる

昨日(2月22日)はダブルヘッダー。
朝はK小学校の読み聞かせの時間へ。

支援クラスの5組さんだ。
1年生から5年生まで10人程度の子が自分の机で聞いてくれた。
わたしとしては、床に座ってもらいたいところだが、それたと子どもたちが落ち着かないとのこと。
でも、人数が少ないので、机のままでも、こじんまりとして大丈夫だ。

プログラム
 絵本 しろねこしろちゃん 森佐智子文 MAYA MAXX絵 福音館書店
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より


しろねこしろちゃん 』は、静かに聞いていた。他のきょうだい子猫が黒くて自分だけ白い、疎外感の悲しみと、そこから救われて喜ぶ気持ちをくみ取って聞いてくれればと思う。

「きしむドア」もはじめのうちは真面目な顔で聞いていたが、ドアのきしむ音に一人が笑い出すと、他の子たちも笑い出し、繰り返すごとにドアの音だけでなく、おばあさんがつれてくる動物へと笑い声が広がり、最後はみんなで大笑いとなった。
一番前で聞いていた1年生の子は、おばあさんが電気を消すときの「パチン」という音が好きなようで、その部分に来る度に、期待に目が輝く。こんなところが面白いんだ、ツボは人それぞれなのだなと思った。

ところで、昨日(2月22日)は猫の日だったと後から知った。
たまたまだが、タイミングぴったりの選書だった。

2024年2月19日 (月)

K第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 3回目 アクシデントがおきたらどうすればいいの?

 暖かいけれど、雨も降り、風も強い。園に行くと、屋根の下にある入り口のすのこがベタベタにぬれていて、なんとかまたいで入ったものの、今度は脱いだ靴がとれない! オロオロしていると先生がスリッパを持ってきてくださった。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より) *
 手遊び ずくぼんじょ *
 おはなし アナンシと五 ジャマイカの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 おしまいのうた ろうそくぱっ


手遊び以外は、先々週のK幼稚園と同じプログラムだ。

あれからわたしは「ババヤガーの白い鳥」を2回語った。
なかなか手強いおはなしで、まだ思うようには語れない。

子どもたちは、静かに聞いていた。
前半で、子どもたちの中でアクシデントがあった。
私は語っている最中で止まることも出来ず、でも、子どもたちの注意がそちらに向かってしまい、解決するまでのあいだ、ゆるゆると語り、中途半端になってしまった。
こういうときはどうすればいいのだろう。

 それども、後半になって、集中して聞く子が増えてきた。語り終えるとしーんとしてしまい、わかったかなあと、又心配になる。

「アナンシと五」も、とても静かに聞いていた。「五」というと魔女の呪いにかかって死んでしまうことが、わかっている子といない子と半々なのように見えた。
わかっている子は、ラストのところで、目をきらっとさせている。

同じ年齢でも、成長の幅は大きい。

 

S保育園 年中/年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 年齢に応じたおはなし選び

先週の金曜日(2月16日)。
毎月グループからひとりいって、1話ずつ語っている園。前月の担当者が「ミアッカどん」を語り、「子どもたちは物足りないみたいだったから、聞き応えのあるおはなしにした方がいい」とアドバイスをくれた。

それで、語ったのは、

 ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)


でも、年中さんもいることを私は忘れていた。
お部屋にはいって、年中さんもいることを知って、あちゃーーー、難しすぎると思った。

そこで、出来るだけゆっくりと丁寧に語った。
子どもたちは静かに聞いていたけれどどうだろう? 途中、あくびをする子がいたりして、心配になる。

退屈そうな子が年中さん、年長さんにかぎらず何人かいたけれど、ものすごく真剣に聞いていたのは、やはり年長さんが多かった。
そういう子がいたのは救いだ。

来年度も語らせてもらえることになった。来年は、おはなしの選択、間違えないようにしよう。

2024年2月15日 (木)

K市立図書分館 ひよこちゃん 言葉を獲得する瞬間

 小学校の朝の読み聞かせから帰ってきて、散らかった台所を片付け、洗濯物をほしてから、k市立図書分館へ。
 雨はぱらぱら。親子さんが1組きていて、おはなしを聞いてもらえた。2歳さんくらいのKちゃんだ。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 まあるいたまご 西内としお 学研プラス
 絵本 おひさまあはは 前川かずお こぐま社
 わらべうた どうどうめぐり
 絵本 もりのおふろ 西村敏雄作 福音館書店 *
 わらべうた どっちんかっちん鍛冶屋の子 *
 紙芝居 だぁれがだぁれがくるのかな 武鹿悦子作 黒岩章人画 教育画劇


 kちゃんはお母さんのお膝にすわって、絵本にとても興味を持って聞いていた。
 一組だったので、『まあるいたまご 』では、一緒にページをめくってもらったりした。
 
おひさまあはは 』で読み手が「見て! ここに何かいるよ」と青虫を教えると、次のページからは、kちゃんから「見て!」といって、描かれている虫などを指し示してくれた。
 新しい言葉の使い方を取得した瞬間に立ち会った気がした。

 わべうたでは、ちょっと照れ気味。
 でも、「どっちんかっちん鍛冶屋の子」は気に入ったようだ。お母さんが用事があるというので、少し早めに終了。また、来てくれるといいなと思う。

 

I南小学校朝の読み聞かせ 3年3組 なかなか手強い「ババヤガーの鳥」

 どんより曇っているけれど、あたたかい朝。春眠暁を覚えずというが、少しばかり寝坊して、朝の片付けもそこそこに大急ぎで出かけた。

プログラム
 絵本 プアー 長新太文・絵 和田誠しあげ 福音館書店
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)


プアー 』は、たいてい喜ばれるが、このクラスでも、ページを捲るごとに、驚きと期待の声が上がった。

 さて、おはなし。今日で、「ババヤガーの白い鳥」を語るのは3回目だ、いい加減にすらすらと語れるといいのだが、なかなか上手くいかない。なぜかなあ。
 子どもたちが席のまま教室中に広がっていると、声を張り上げてしまう。おそらく、そちらの方に脳のエネルギーがもっていかれ、練習では上手くいく語りも、つかえたり、言い間違えたりする、と勝手に分析している。

 よく聞いていた子と、途中で飽きてしまった子と半々ぐらいだったかと思う。
 先週3年生に語ったとき、私の語りはもっとボロボロだったが、子どもたちはもっと多くの子が真剣に聞いていた気がする。あのときは、絵本なしでお話だけした。
 もしかしたら、絵本があって、おもしがってもらえたけれど、その分お話に入れないこともあったかもしれない。

 とにもかくにも、もっとちゃんと語らなくては。

H小学校朝の読み聞かせ 5年2組 「ひばり」「福寿草」知ってる?

 おはなし会がつづき、記録が滞りがちになっている。

 先週の金曜日(2月9日)は、H小学校へ。会議室で待っているとクラスの子が迎えに来てくれて教室へ。下にすわっていてくれたが、横に広がっていたので、絵本を出して、見えるところに移動してもらった。

プログラム
 絵本 だって春だもん 小寺卓矢写真・文 ポプラ社
 おはなし クナウとひばり アイヌの昔話 (瀬田貞二再話 おはなしのろうそく20より)


 このプログラムは、昨年I南小学校の5年生にしたのと同じ。この季節、それも立春後の2月限定のプログラムで、今年度の初めに希望をきかれたとき、「2月に5年生で」とお願いしていたのだ。

 子どもたちは、とても静かに聞いてくれた。静かすぎてこわいぐらいで、私としては、集中して語れたけれど、子どもたちは、どんなふうに受けためたのか、心に残る物があったか、心配ではある。
 
 おはなしの後、子どもたちに「ひばり」や「福寿草」を知っているか尋ねてみたが、「知っている」と答えた子はいなかった。H小学校は、里山のあって田んぼがひろがる地域にあり、古くから住むいわゆる地元の子と、その近くに新しく(といってもここ30年ぐらい前からだが)できた住宅地の子が通う。地元の子は知っているだろうと思っていたが、誰も知らないのは意外だった。
 でも、おはなしから、興味を持ってくれる子が一人でもいたらと願う。

 

2024年2月 8日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年1組 子どもは「おはなし」を聞いている

 昨日2月7日(水)は地元の南K小学校へ。

 クラスに入るのか遅かったので、おはなしひとつにした。
 2日前に語って、子どもたちの気持ちを引きつけられたお話だ。

語ったおはなし
 ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)


 3年生には幼なすぎるだろうか? いや、面白いはずだと思って持って行った。
 語り出すと、好く聞いている子と聞いていない子がいて、隣で担任の先生がなにやら作業をしている音がやたらと聞こえて、私はまったく集中出来なかった。
 とちゅうで、間違えて言い直したり、言葉を探したり。でも、後半のマーシャたちが逃げて行くところは、多くの子どもたちが真剣に聞き、私も調子に乗れた。
 ゆっくり語りすぎたのか、少し時間オーバーした。
 自分的には、あー、失敗!としょんぼりした。

 ところが、次の日の朝(つまり今日だが)、そのクラスの子に出会ったら、「昨日おはなしにきたね」と話しかけてくれた? 「おはなし、わかった?」と聞くと「わかったよ。やばいと思ったよ」と言ってくれたのだ。
 あんなボロボロの語りでも、子どもたちはちゃんときいて、わかってくれる。

「子どもは話をするおばさんの状態はどうでもよくて、「おはなし」を聞いている」と、ある人に教わったことがある。そうだ! 子どもはちゃんとおはなしを自分の頭の中に入れているのだ。かたっている自分のしくじりのあれこれを大げさに考えなくていいのだ。と思った。
 でも、上手く語るに越したことはない!

 

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 ゆっくり語る

2月5日(月)は、この園で3回目のおはなし会。いままではホールで行ってきたか゛学芸会の練習をしているとのことで、お部屋で聞いてもらった(感染予防があると思うが、本当はお部屋の方がいい)。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より) *
 手遊び やすべえじじい *
 おはなし アナンシと五 ジャマイカの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 おしまいのうた ろうそくぱっ


 子どもたちは、「ろうそくぱっ」を覚えていて、「もう、ろうそくつけたよー」などと話しかけてくれた。

『ババヤガーの白い鳥』は、子どもの前ではじめて?(おそろしく久しぶり?)に語る。覚え直してまだ心配なところがあったのだ、思い切って語ってみたのだ。
 こどもたちは、マーシャが親の言いつけを忘れて、弟を置いたまま遊びに行ってしまうところからもう、「ええー、ダメダメ」という顔をしていた。
 私は語りなれていないこともあって、ゆっくりした語りになった。相方によると、それが逆にしっかりと話が伝わったようで、最後まで、集中して聞いてもらえた。
 聞く方も語る方も、満足感のある話だ。

『アナンシと五』では、まだ「五」というと死んでしまうという意味が、しっかりわからない子が多かったようだ。それでも、語り手といっしょに数えたりしていた。

 この園の年長さんに語るのはこれでおしまい。でも、この園のほとんどの子が、私たちの語る小学校に来るので、また会えそう。楽しみにしている。

2024年2月 2日 (金)

K小学校朝の読み聞かせ 5年2組 「かしこいモリー」5年生の聞き方

K小学校での読み聞かせ。この学校は今年度初めてで、全学年に1回ずつはいるので、3~5年生、すべてに「かしこいモリー」を語ることにした。
今日は5年生。5年生はどんな聞き方をするか、楽しみにしていった。

語ったおはなし
 かしこいモリー イギリスの昔話(『子どもに語るイギリスの昔話』、『エパミナンダス』より)


とてもしっかり聞いていた。

初めの女の子が3人、親に捨てられてしまうところで、目を見張る子はいたけれど、それほど動揺した感じはしないのが、やはり5年生かなと思う。

髪の毛一本橋まで来れば大丈夫ということも、さすが5年生、2回目からちゃんとわかっている。

モリーが、「やってみます」といって、大男の家に戻る決心をするたびに、嬉しそうに顔を見合わせている子たちがいた。

モリーが大男をだます計略では、学年が下の子たちより早めに気がついて、面白がっていた。これもまた、さすが5年生だ。

こんなによく分かって聞いてくれているので、私もとても語りやすかったし、楽しかった。

よい時間をありがとう!

 

2024年1月27日 (土)

I市立図書館おはなし会 50ヘクタールのあんころもち

この冬一番の冷え込みから少し寒さが緩んだ。
図書館でのおはなし会。子どもは8名、大人6名が集まってくれた。子どもたちは、一人の1歳さんをのぞいて、3歳から小学生までで、しっかり聞いてくれた。

プログラム
 手袋シアター ブーブーブー、ブタの声 *
 絵本 ぼくのクレヨン 長新太作 講談社
 絵本 しんせつなともだち 方軼羣作 村山知義絵 君島久子訳 福音館書店
 絵本 おしりじまん 斎藤槙作 福音館書店 *
 手遊び しもばしら
 絵本 がちょうのたんじょうび 新美南吉作 いもとようこ絵 金の星社
 紙芝居 なぜ、せつぶんに豆をまくの? 国松俊英脚本 藤田勝治絵 常光徹監修 童心社
 わらべうた さよならあんころもち


手袋シアターは、「ブーブーブー、ブタの声、どこかで聞こえるブタの声……」とうたいながら、ブタの顔のついた手袋の指をあげていくだけの単純な物なのだが、子どもたちは嬉しそうに見てくれた。ブタのあとに、ネコもやってみた。他にも犬や小鳥など、手袋はあるのだけれども、導入なのでふたつにとどめた。

ぼくのクレヨン』も、嬉しそうに見てくれた。1歳さんも、色にひかれるのか、どきどき指をさし声をあげる。

次の『しんせつなともだち』は、しんとして聞いていた。有名な本だけれど、こうして誰かに読んでもらうと、動物たちのやさしい気持ちがすーっと入ってくる。

私は『おしりじまん』を読んだ。「おしりの本だよ」といって、絵本を見せると、子どもたちの顔がぱっと明るくなった。子どもは「おしり」好きなんだと思う。

手遊びでは、上手くできない子のために、簡単なバージョンも用意していた。でも、普通バージョン、簡単バージョンとやってみて、むしろ普通バージョンの方が出来る子が多かった!! なかなか、思うようではない。

がちょうのたんじょうび』は、おならがでてくるので、また子どもたちは嬉しそうだった。でも、より面白がっていたのは、大人たち。このおかしみは、ある程度の年齢にならないとわからないのかもしれない。

紙芝居『なぜ、せつぶんに豆をまくの?』では、演じ手が演じる前に「節分にどうして豆をまくか知っている?」と尋ねたところが、「知らなーい」と小学生がこたえてくれ、「では、なぜなのか、見てみましょう」と言ってはじめ、子どもたちの興味を引いた。
小さな子には難しかったかもしれないが、最初に聞いた小学生はちゃんとわかったようだ。

最後のさよらあんころもちでは、「50ヘクタールのあんころもち」「市の大きさぐらいのあんころもち」をつくりたいと、リクエストがきて、みんなで最大のあんころ餅をつくった。

おはなし会が終わると、みな満足げな顔で帰ってくれたように思う。
よく聞いて、楽しく参加してくれて、ありがとう!!

2024年1月24日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 雪の降る日に「雪おなご」

私の地域では、この冬、はじめて雪が積もった。とはいえ、道路はこおりついておらず、いつもどおり担当メンバーも学校へ来られた。子どもたちも、ちゃんと登校出来たようだ。

プログラム
 おはなし 雪おなご(『日本の昔話5』福音館書店より)
絵本 まっくろ 高崎拓馬作 黒井健絵 講談社


あたたかい日が続いていたなか、この日に雪が降ってくれて、私はとてもラッキーだった。「雪おなご」を語る予定にしていたからだ。
短いおはなしで、よく知られているし、6年生の子の前で語ると、あきれられるのではないか、茶化されるのではないかと、実はとても不安で冒険だった。

最初「雪おなご」とタイトルをいうと「雪女のこと?」と聞く子があり、にやにやする子もある。案の定、と思ったが、かまわず語っていくと、雪女が山小屋に入ってくるあたりから、急にしんとして聞き出した。
静けさのせいか、わたしはドキドキと自分の鼓動がきこえ、どんどん早くなり、自分が緊張していることに気づいた。
でも、子どもたちはしんとしたまま耳を傾けてくれ、私も最後まで語れた。こういうときの充実感って、大きい。

そのまま『まっくろ』も、よく聞いてくれた。最後にクジラが現われると「あっ、クジラ」と読む前に言う子もいて、またまた充実感を感じた。子どもたちもそうだといいなあ。

2024年1月20日 (土)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 未就学の子も真剣にきける「馬方やまんば」

雨降りの日のおはなし会。初め聞き手が大人3人だけだったのだが、始まる直前に、低学年~年中さんの子どもをつれた3家族が来てくれたので、大人7名、子ども5名のいい感じの集まりとなった。

プログラム
 てぶくろ ウクライナの昔話(『てぶくろ』より)
 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)*
 ガチョウおくさんのおふろ ポター作(『赤鬼エティン』より)

子どもも大人も、とてもいい聞き手だった。
「てぶくろ」では、灰色狼がやってくると、ひとりの子が「狼もてぶくろにはいるの?」と隣のお母さんに聞いていて、かわいかった。

私の語った「馬方やまんば」は、大人の人はたぶんおはなしを知っていたのだろう。うんうんとうなずいたり、にこにこしたりしながら聞いて


いた。小学校に上がる前の子には理解できないのではないかと思って心配していたのだが、意外にも、私をじっとみつめて真剣に聞いていたので、びっくりした。
嬉しくて私はのりにのってしまい、メンバーから、練習の時より速かった。でも、速すぎるということはなくて、よかった。といってもらえた。
今週、このおはなしを小学校で2回語り、2回とも、自分としては今ひとつの出来だったので、3回目の図書館で気持ちよく週を締められて満足だ。

最後にオチがある「ガチョウおくさんのおふろ」も、大人たちはもちろん、子どもたちもしっかり聞いていた。お風呂に入るという日常(現在のお風呂とはずいぶん違うが)があるので、小さな子どもたちもはなしを追えたということもあるが、やはり今日の語り手の雰囲気がおはなしに誘ったのだと思う。私が語っても、こうはいかなかっただろう。語り手ぞれぞれの個性がおはなしにでて、それがまた面白いと思う。

 

2024年1月18日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 5回目 感染流行で半数しかいないけれど……

今日の午後は、保育園へ。
園に着くと先生が、「何度も電話したのですが……」とおっしゃる。今朝、I南小学校へ行った時、スマホをミュートにして、そのままにしていたのだ。申し訳ない。
連絡したかったのは、昨日まで年長さんが学級閉鎖で、きょうも半数の子しか登園していないということだった。
せっかく来たのだし、流行がいつまで続くかわからないし、園に来ている子はもちろん元気なので、おはなし会をさせてもらった。

お部屋にいくと、なるほど、10人ほど、ちんまりと固まって座っている。
少し寂しいけれど、聞き手の人数としては、このくらいがほんとうはいいかもしれない。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし てぶくろ ウクライナの昔話(『てぶくろ』より)
 手遊び もちつきぺったん * 
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *
 おしまいのうた ろうそくぱっ * 


「てぶくろ」では、「ウクライナの昔話」と語り手がいうと、「ウクライナ、知っているよ」と声があがる。何年か前は、知らない子が多かったと思うと、複雑な思いだ。

「ひなどりとネコ」は、とてもよく聞いてくれたように思う。後の列で先生にぴったりくつついて聞いていた子は、前の子の頭からのぞくようにして、一生懸命聞いていた。ちょっと離れて遊んでいた子も、途中から動きをとめて、じっと聞いていた。
「ひなどりとネコ」は、やはり、子どもの心をつかむと思った。

終わると「短い!」と言った子がいた。嬉しかった。
次回は最終回。みんなで聞いてもらえると嬉しい。

 

I南小学校朝の読み聞かせ 5年3組 同じプログラムでもまったく違う

引き続いて、今日はI南小の5年3組で。1学年上だけれど、プログラムは昨日とまったく同じだ。

とても静かだった。
このクラスでは、子どもたちが自分の席について聞くので、絵本も小さすぎて見にくかったかもしれない。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


「馬方やまんば」でも、前半、面白そうにしていて、初め、ひとりが笑い声を上げたのだが、その笑いも広がっていかなかった。
昨日のわいわい感が私の中に残っていたので、少しがっかりしてしまった。いけない、いけない。その時どきの様々な状況が重なって、その場の空気ができるのだから、それはそれでいいのだ。

でも、次回からはもう少し大きい絵本を持って行った方がいいと反省している。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年1組 おはなしをわいわい楽しむ

今週はおはなし会続きで、1週間に4回と重なってしまった。
でも、コロナ禍はまったくできなかったことや、いまだって、明日は何があるかわからないことを思えば、こうして毎日のようにでかけて、子どもたちから元気をもらえるのは、贅沢なことだ。

さて、昨日1月17日(水)は、地域の小学校での朝の読み聞かせ。この冬一番に冷え込んだ朝で、学校につくと、始業時間間近なのに、ランドセルをしょったままの子どもたちが池のまわりに集まって、氷をわったり、つかんだりしている。見る根だけで寒そう、ブルルルル
「教室にはいる時間だよ! 今日は読み聞かせがあるから、早く入って!」と声をかけた。

私の担当は4年1組。
教室に入ると、「あ、外にいた人(校庭の池で「教室に入れ」といった人ということ)だ!」と迎え入れてくれた。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


元気のいいクラスだった。

とっています』では、ページを捲る毎に笑いがおこり、口々に感想を言ってくれる。「行事、なにやっているんだ!」といった突っ込みも忘れない。裏表紙で、勝敗まで、しっかり見てくれた。

その勢いのまま、おはなしに進んだ。子どもたちは、「ぶん投げて」とか「わらわら」といった、普段はあまり使わない言葉が面白いようだ。わいわいいいながらも、馬方が馬の脚を切っていくところなど、ちゃんと想像して楽しんでいる。私も楽しく語っていた。

ところが、馬方が山姥の家に入ってから、一転。急にしんとした(このタイミングで校長先生がいらしたので、それもあったかも)。わたしは、突然の変化に驚いてしまって、調子をくずし、それでもまあ、なんとか大過なく最後まで語り終えた。

今回は、聞き手といっしょに楽しんで語ることができたように思う。
また、こんな雰囲気がつくりたい。

 

2024年1月15日 (月)

K小学校朝の読み聞かせ 6年1組 完璧でなくていい

今年は、昨年末から家族がインフルエンザになってしまい、我が家では1週間遅れで年が始まった。

さて、今年初めてのおはなし会は1月12日先週の金曜日。インフルエンザ感染を免れた私は、語りに行けることが、とてもありがたく感じられた。

語ったおはなしは1つ。

 ルンペルシュティルツヘン グリムの昔話 (『子どもに語るグリムの昔話1』『ヴァイノと白鳥ひめ』より)


 とても楽しみにまっていたような雰囲気でむかえ入れてくれた。
 わたしも、何だが心が和んで、リラックスしてはじめた。
 でも、リラックスしすぎ! しょてっぱつから「金をつむいでわらにいたします」と、反対のことをいっていまった。すぐに「あ、ごめんなさい。わらをつむいで金にいたします」と、言い換えた。
 そのあとは、しっかり集中して語れて、子どもたちもしっかり聞いてくれた。わらを紡いで金にするという表現は、このお話で何度もでてくるので、最初の間違えはちゃんと払拭できたと思う。

 語り終えると、このお話ではよくあることなのだが、しーん! とした。ちょっと間を置いて「おしまい」というと、ようやく、拍手してくれた。先生も、呆気にとられていたようで、「最後、びっくりしました」とおっしゃった。

 出典本を紹介するあいだ、私は、中のちらしを落とすやら、はずしていたマスクをおとすやら、しくじりほうだいだったが、まあ、こういうどんくさいおばさんがいても、いいかなと思う。

2023年12月15日 (金)

K市立図書分館 ひよこちゃん 電車好きの男の子

昨日(12月14日)は、朝の読み聞かせに続けて、K市立図書館分館で、ひよこちゃんのおはなし会。夏の間、子どもたちが多かったが、寒くなって、また利用者が減ったとのこと。
2歳のMくんとお母さん、1組の親子さんへの読み聞かせとなった。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 サンタクロースのいそがしい日 ジュリー・サイクス文 ティム・ワーンズ 絵 うぶかたよりこ訳 文溪堂
 絵本 メイシーちゃんのクリスマスイブ ルーシー・カズンズ作 なぎともこ訳 偕成社
 わらべうた うまはとしとし *
       もちつきぺったん *
 紙芝居 おおきなおともだち 中原収一作 教育画劇
 わらべうた どうどうめぐり *
 紙芝居 だっこだっこ 黒井健作 教育画劇
 絵本 ろうそくぱっ みなみじゅんこ作 アリス館 *


電車が大好きというM君は、機械や道具に興味があるようだ。
仕掛け絵本『サンタクロースのいそがしい日 』では、めくりを楽しむ絵本。聞き手が一人なので、めくりを独占!
そのなかでパンダがでてくると、大喜び。パンダも好きだったようだ。

紙芝居では、紙芝居よりも舞台が気になってたまらない。
扉の掛けがねをいじったり、なかなか紙芝居の方には集中してもらえなかった。

それでも『だっこだっこ 』では、紙芝居の真ん前に立って、じっと場面を見つめる場面も、2歳さんの視力は、どんななんだろう。

わらべうたでは、もちつきぺったんで、ハンカチを頭にのせて落とすのがお気に入り、何度もやっていた。

最後の絵本『ろうそくぱっ 』は、歌いながらいよんだこともあって、じっと見てくれた。最後に「お空にきらきらおほしさま」で、私たちボランティアがきらきらと手をかざすと、一緒にやって、嬉しそうにしていた。
こうして身体を動かせるって、嬉しいことなのだと思う。

おはなし会が終わったら、もう1組の親子が来て、その子も電車が大好き。二人で頭をよせて、電車の本を見入っていた。
男の子、女の子ではとくくりにしてはうけないけれど、電車好きの男の子が多いのはなんでなんだろう?

I南小学校朝の読み聞かせ 5年4組 素敵な語り納め

続いて昨日(12月14日)はI南小学校で朝の読み聞かせ。
5年生だけれど、前日の南K小学校4年生と同じプログラムにした。


プログラム
 絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 こどものとも0.1.2. 2006.01 福音館書店
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話 (『日本の昔話5』より)




このクラスでも、『これなーんだ?』で、それぞれが答えを考えて発言して、楽しんでくれた。昨日より、正解率が高い。

「馬方やまんば」では、前日の反省を元に「馬方」の説明をしてから語った。
子どもたちの反応はやはり、前日と似ている前半で笑い、後半で真剣になる。わたしも、前日よりずっと集中して語れて、満足感が高く嬉しかった。

終わってから子どもの感想で、「馬方やまんば」のあらすじをいって、すごくおもしろかったと言ってくれて、私はますますいい気分になった。

今年の語りおさめ、とてもいい物になった。ありがとう。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 馬方やまんば いまの子どもたちになじみのない言葉がたくさん

おととい(12月13日)の朝の読み聞かせ。
このクラスは今年度2回目だ。

プログラム
 絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 こどものとも0.1.2. 2006.01 福音館書店
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話 (『日本の昔話5』より)


『これなーんだ?』は、赤ちゃん絵本なのだけれど、発想が面白くて、むしろ大きい子、ーや大人の方が楽しめる。一人の子が答えてくれたのをきっかけに、たくさんの子が考えて、答えを言ってくれた。クラスがとてもいい雰囲気だ。

「馬方やまんば」も前半の山姥が追いかけてきて、馬方が馬の足を切ってにげる、シュールな場面を笑いながら聞き、後半の馬方が山姥を上手く懲らしめる部分は、真剣な顔で聞いていた。

 このお話では、背あぶり、天井の梁、屋根の茅、からと(唐櫃)といったいまの子たちには想像のしにくい言葉が出てくる。
背あぶりは、いままでも「背中を火に向けて」と説明してきた。
でも今回はもう2カ所説明を加えた。

テキストでは、山姥が「石のからと(箱)にはいって寝ようか」という。だが、セリフの中で箱と説明するのはなんか違うので箱とは言わずにいた。今回は、からとという言葉をセリフでたくさん言った後ではあるが、地の文で「木のからと、木の箱に入って寝ました」と説明してみた。
また、「茅をストローみたいにして」という言葉もはじめて入れてみた。日本の昔話にストローという言葉ばなじまないかもしれないが、いま語る昔話なのだから、いまの言葉で説明してもおかしくない。
これで、子どもたちの理解が進んだがどうかは、不明だが。

私の反省点は、実はいまひとつ集中が足りなかったこと。そして語る前に「馬方」の説明するのを忘れたこと。なんてことだ。

でも、子どもたちがよく聞いてくれたので、まあよしとしよう。
 

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