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I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 小さな子から聞ける「おいしいおかゆ」

 朝から冷たい雨が降っている。I市立図書館は館内が寒く、空調のための風が冷たく感じた。図書館に子どもの姿は少なかったけれど、4組の親子が来てくれて、大人4人、子ども6名集まった。いちばん小さな子は2歳、大きい子は年長さんだ。このうち1組は、リピーター。おはなし会を楽しみにしてきてくれるのは、とても嬉しい。

プログラム
 おいしいおかゆ グリムの昔話 *
 雌牛のブーコラ アイスランドの昔話
 ねずみのおむこさん 日本の昔話(中川李枝子再話『いたずらぎつね (よみたいききたいむかしばなし)』より)

 私は、いちばんはじめの「おいしいおかゆ」を語った。久しぶりのI市立図書館なので、かなり緊張した。このお話はとても短いのに、ダイナミックな動きがあって、ひとつひとつの言葉がとても大切だと思うのだ。でも、2歳さんまで、しっかり聞いてくれて(どこまで理解できたかはわからないが……)安堵する。つぎの「雌牛のブーコラ」は、さすがに2歳さんが飽きてきたが、他の子たちはよく聞いている。途中で大工道具の「のみ」が出てきて、「のみって何?」とお母さんに聞いている子がいたが、語り手はそのままにして語った。ラストのいいところなので、説明をいれにくく、難しいところだ。
 最後の「ねずみのおむこさん」は、子どもたちの反応がまじめで、語り手の思ったようでなくて、語りにくかったようだ。大人と子どもの聞き方の違いを感じる。

     

H小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 「こざっぱりと」という言葉

 昨日は、隣の学区のH小学校の朝の読み聞かせだった。6年生が1クラスの人数が多くて、体が大きいことも手伝って、教室内にぎっしりつまって座っている感じだった。そのうえ、後脇の掃除道具を入れるロッカーの扉に、漫画キャラクターの実物大の顔が貼ってあって、その存在感が、ものすごく大きかった。お話をしていると、その顔が目の端にはいって、誰かがそこで聞いているような気がするのだ。白黒の2Dなのに、なぜだろう? それだけ絵に力があったのだろうか?

プログラム
 絵本 これなーんだ? のむらさやか作 ムラタ有子絵 こどものとも0.1.2. 2006.1 福音館書店
 おはなし お話を知らなかった若者 アイルランドの昔話
 絵本 さる・るるる 五味太郎作 絵本館

『』は、毎年クリスマスが近くなると読む。赤ちゃん絵本だけれど、大人が見ても面白い。6年生の子たちも、頭をひねって、答えを出してくれた。つぎは、「お話を知らなかった若者」緊張気味の私は最初タイトルをいうのを忘れていて、言い直してから始めた。ふしぎな、ちょっと怖いお話だから、どういうことかと興味を持って、とてもよく聞いてくれた。私もなんとか難なく語れてほっとする。時間があまったので『こどものとも 2016年 01月号 [雑誌]』を読む予定だったのだが、なんと間違えて『ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』を持ってきてしまっていた。(両方、月刊誌なので……)仕方なく、持ち合わせていた『』を。「お話を知らなかった若者」のあとには、いっそ、読まない方がよかったかもしれないと反省する。
 終わってから、先生が子どもたちに感想を聞かれた。あまり聞いてほしくないけれど、無理にことわることはないと最近は思っている。3人の子が手をあげて答えてくれた中で「濡れていたはずの服が、こざっぱりときれいになっていたところに驚いた」と言ってくれた子がいて感動した。おはなしの言葉をそのまま繰り返してくれたのだ。本当によく聞いていて、その言葉が耳に残ったのだと思う。とても嬉しかった。ありがとう。

    

南K小学校 秋の図書館祭 お昼休みのおはなし会 中学年向 

 今週は、なんだか毎日ゆとりがないと思っていたら、なんと週に週最終日の今日は、小学校の図書館祭の2回目。1回目の反省をふまえて、1冊目は長すぎず短かすぎすの本を選んだ。

プログラム
 くつやのねこ いまいあやの作 BL出版 *
 たこやきかぞく (講談社の創作絵本) にしもとやすこ作 講談社
 ウェン王子とトラ チェン・ ジャンホン作 平岡敦訳 徳間書店

 私は1冊目で、子どもの数は前の回の半分程度の50~60人。というのは、ビンゴでスタンプを押してもらうのだが、読み聞かせのスタンプのマスは一つのため、おはなし会を1回聞いたらもうこない子がいるからだ。子どもたちにも、部屋へは後ろから入ってもらって、初めから前の方に座るように促したので、だいぶ静かで読みやすかった。
 1冊読み終わると、半分くらいが出て行って2冊目。やはり、残ってくれる子はとてもよく聞いている。最後は読み手が、科学絵本とどちらにしようか悩みに悩んで『ウェン王子とトラ』。みんなひきこまれて聞いていて、大成功だった。図書館まつりでこんなに充実感があったのは久しぶりだ。
 図書委員さんと担当の先生、読み手仲間に感謝感謝。

   

S幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 おりこうさんたち

S幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会

 隔月にグループで行っているS幼稚園。今日で4回目になる。帰り支度をすっかりしてから、いつも聞いてくれる。

プログラム
 手遊び 頭に帽子 *
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話 *
 わらべうた いもにめがてて *
 おはなし 小さな赤いセーター マックリー作

 いつもお利口に聞いてくれる子たちなのだが、今日は、とくにお利口で、少し心配だった。静かに聞いていてくれるけれど、なんだか、反応がない気がしてしまう。(目に見えないだけで頭の中はわからないが……)。手遊びはとても楽しそうにやっていたけれど……。なんでかなー? お話は静かに聞かなくちゃとおもっているのだろうか?

朝の読み聞かせ 4年2組  楽しく語れるまで練習しないと

 このクラスに入るのは今年度2回目。人数が少なくて、こじんまりとしたクラスだ。

プログラム
 絵本 バナナです 川端誠作 文化出版局
 おはなし まめじかカンチルが穴に落ちる話 インドネシアの昔話

バナナです』は、前に4年1組で読んで、とても反応がよかったので、こちらでも読んでみた。やはり、楽しそうに聞いている。途中でチャイムが入ってしまって、ちょっと気がそれた。それでも、読み終わって、また表紙を見せて「バナナです」というと、いっせいに笑った。つぎのおはなしは、まめじかが小さな動物であることを説明してから始めた。よく聞いてくれてはいるのだが、なんだかあまり楽しそうではなくて、私も、あまりすらすらと語れなかった。このおはなしは、何年か前に語って、そのまま語らずにいたので、まだ、自分のものになっていないのだと思う。練習不足だ。ラストのところ、数人がにこにこっと笑って、お話の意味が分かったようす。他の子たちもわかったかなあ、と心配になり、つい「カンチルが賢いこと、わかったかな?」などと言ってしまった。持つと楽しく語れるように練習して、また、どこかで語ろう。

    

南K小学校 秋の図書館祭 お昼休みのおはなし会 高学年向  今回もスタンプで大人数

 図書館まつりが始まった。この秋もスタンプを押して、ビンゴになるとプレゼントがもらえるようになっている。先生から、「スタンプが欲しくて来ている子もいるので、1冊でも聞いたら出て行ってもいいことにしてください。」と言われた。「もちろんです!」
 高学年が対象だが、小さな子たちも入ってきた。でも、プログラムは高学年向け。

プログラム
 ルリユールおじさん (講談社の創作絵本) いせひでこ作 講談社
 天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋) ジョアンナ・トゥロートン作 山口文生訳 評論社 
 最初の質問 (講談社の創作絵本) 長田弘詩 いせひでこ作 講談社

 最初100人を超える大人数。だらだらと入ってくる子がいて、ざわついている。でも先生方が4人もいらしたこともあり、大騒ぎにはならない。本当に聞きたい子たちは、真ん前で、かぶりついて聞いている。
 1冊目が終わると、思った通り、ほとんどの子がかえって、残ったのは20人余り。先生は心配されたが、はい、これでいいのです。『天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋)』を読んだ。よーく聞いてくれている。でも、後半で私がかなりとちって反省。せっかく聞いてくれているのにね。
 時間もわずかとなったが『最初の質問 (講談社の創作絵本)』。子どもたちは、しんとして、詩に耳を傾けていた。

 次回は中学年。1冊目をそれほど長くなく、でも短すぎもない本を読んで、聞きたい子にあとはたっぷり聞いてもららうのがいいということになった。

 休み時間の読み聞かせは、子どもの気持ち、先生の考え、私たちの思いが、うまくまじりあって欲しいです。

    

J保育園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 子どもたちとおはなしを楽しむ

 今日は3回目。子どもたちは前回よりさらに聞きなれてきた。

プログラム
 手遊び あたまに帽子 *
 おはなし 三枚のお札 日本の昔話 *
 手遊び あたまはぽんぽんぽん まどみちお詩
 おはなし あなのはなし (マラリーク作)
 おはなし ねことねずみ イギリスの昔話 *

 3つのおはなしのうち、2つ語らせてもらった。実は、「ねことねずみ」を語ることを昨日の夜まですっかり忘れていて、あわてて覚えなおした。短くてテンポの良いお話なので、すぐ思い出せて、何度もくりかえし練習し、なんとかすらすらいえるようになっていたのだが、何し付け焼刃。とても不安だった。「三枚のお札」でかなり力も使うし……。でも、ラジオ深夜便で松岡享子先生が「読み聞かせで子どもたちが、子どもとして楽しい思いをするのが大切」とおっしゃっていたことを思い出し、とちってもいいから、自分も子どもたちと楽しんで語ろう。と思って、語った。子どもたちがよく聞いてくれたこともあるだろう。二話ともとてもいい感じで語れた。
「三枚のお札」は、なんでも、子どもたちは音響入りCDで聞いたことがあり、一人の子がとても怖がったらしい。それを子どもたちはおぼえていて、はじめのうち、みんなでその子の顔をちらちら見ていた。でも、小僧さんが鬼婆の家に行くあたりから、だれも横を見ずに私の方を見て聞いてくれた。鬼婆が豆粒くらい小さくなると、くすくす笑う子が何人かいて、ああ、ちゃんと 伝わったなと思う。
 長いお話で子どもたちが疲れたようだったので、次の語り手も手遊びを入れた。このお話では、前半はだらだらと聞いていたが、オオカミが出てくると、やはりぴっとして聞いている。最後のおちは、分かったかな?
 もう一つおはなしがあるというと、「まだあるの?」とちょっと不満な声があがった。「あっという間に終わっちゃうお話だから」といって始めた。リズムよく、同じフレーズのあるところは、できるだけ楽しく語ってみた。だんだん、子どもたちもリズムにのってきたようだ。最後はわかりやすくなるよう語った。子どもたちも頭を働かせてよーく聞いている感じだ。終わって、楽しませてもらってありがとうと言う気持ちになった。
 子どもたちとお話を楽しむ。これからも、心がけたい

11月のK図書館分館おはなし会 花火大会の日

11月のK図書館分館おはなし会 花火大会の日

 今晩は稲の収穫後の花火大会。5、6年前から始まった地域のこの行事は年ごとに規模が大きくになり、正午から、歩行者天国、出店、舞台とにぎやかだ。会場近くの図書館の駐車場も車でいっぱい。でも、図書館に子どもはいなくて……という状態。予想はしていたけれど、やはり時間になっても子どもは現れなかった。15分経過して、図書館の方に「今日は申し訳ありませんがお休みに……」と言われ、帰り支度をはじめた。すると、姉弟がふらりと図書館に入ってきたので、図書館員の呼びかけでくださり、聞いてもらえることになった。

読んだのは、
 絵本 さわってごらん ふしぎなふしぎなまほうの木 クリスティー ・マシソン作  大友剛訳 ひさかたチャイルド
 紙芝居 さるかにがっせん (紙芝居むかしばなし 第 1集) 長崎源之助文 若菜珪画 教育画劇

 本当は、この次にエプロンシアターを相方にしてもらおうと思っていたのだが、姉弟を家族が呼びに来て、残念だけれど、おしまいにしなければならなかった。ああ、私が1冊にしておけばよかった! エプロンシアターはとても面白いのにと大反省! 
 なんだかなー、自分のためのおはなし会になっちゃった。子どもたちに楽しい時を過ごしてもらいたくて読み聞かせしているのに、そうもいかなくて……特にきょうは、無理やり聞いてもらった感じが強くて……これでいいんだろうかと考えてしまう。

  

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 3回目 なにがあろうと集中して語る

 昨日に引き続き、同じプログラムでD保育園でのおはなし会。昨日まったく集中できずに子どもたちに申し訳なかったので、今日は、何があろうと集中して語ろうと決心した。家で何度も真剣に練習し、そのうち何度かは、わざとラジオを高音量で鳴らし、気が散る環境を作って練習もした。それで、分かったのは、他の音に気を取られるだけでなく、自分の声がしっかり聞こえなくなると、話に入れなくなる。自分の声に耳を傾けるのが大切だ。でも、静かに集中して練習することが、もちろん基本だ。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし あなのはなし マラリーク作
 手遊び いもにめがでて *
 おはなし 三枚のお札 日本の昔話 *
 おしまいのうた ろうそくぱっ *

「あなのはなし」は、後半のおおかみが出てくるところから、よく聞き始めた。穴が大きくなるところは、どのくらい想像できたのだろうか? 昨日は芋ほりをしたというので手遊びは「いもにめがでて」。これは、とても楽しそうにやってくれた。さて、いよいよ「三枚のお札」。少しどきどきしたが大丈夫。しっかり語れて、しっかり聞いてくれた。とちゅう、ひとりの子が立ち上がって歩き回ったり、ハエがとんできて私の周りをとびまわり手にとまり続けたりというハプニングもあって、何人かの子は話についていけなかったようだが、わたしはぜったいに話から気をそらさないように語って、ほとんどの子は一心に聞いてくれた。
 語り終わって「おしまい」といって、やっと、ほっとした。
 子どもたちがおはなしに入り込んて楽しめるのが、なにより大切。少しでも、そうしたおはしができるよう、精進していこう。

K第2幼稚園 ストーリーテリングによるおはなし会 年長さん 2回目 集中できなくて(T_T)

11月になって、気持ちのいい晴れの日が続いている。今日はK第2幼稚園へ。今年度2回目だ。職場体験の中学生も6名参加してくれた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし あなのはなし マラリーク作
 手遊び どんごりころちゃん *
 おはなし 三枚のお札 日本の昔話 *
 おしまいのうた ろうそくぱっ *

 実はいま、たいへん動揺している。というのは、お話のあいだ、ある事情で不定期に声がしていて、それが気になってしまい、最低な語りになってしまったからだ。語りのリズムが崩れると、こんなにも崩れてしまうことがよく分かった。取りあえず、話をつなげて終わらせた自分を賞賛。でも語りのひどさと、あんな些細なことで集中できなかった自分に落胆。はぁー。
 理由を探るに、あまりに語り慣れた話なので、甘く見て、集中しておさらいしていかなかったここと。語るときに、語りのことだけを考えられなかったこと。だと思う。
 どんな時も、集中する。それがもっとも大切なのだ。
 子どもたち、今日は本当にごめんなさい。

10月のひよこちゃん 楽しい時間に

 先月は図書館の蔵書整理でお休み。2ヶ月ぶりのおはなし会となった。はじめ、4か月の赤ちゃんだけだったので、あわてて、絵本を図書館で選んだのだが、はじまるころになって、3歳と10か月くらいの姉弟、3歳さん、1歳さんと来てくれて、全部で4組の親子となった。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 くまさん ふぅー 飯野和好作 こどものとも0.1.2. 2015.11 福音館書店
 絵本 いもほりよいしょ! (12か月のしかけえほん) きむらゆういち作 いもとようこ絵 教育画劇
 わらべうた じーじーばー *
       ちっちこっことまれ *
 絵本 かごにのって (うららちゃんののりものえほん) とよたかずひこ作 アリス館 *
 絵本  じゅう じゅう じゅう あずみ虫作 こどものとも0.1.2. 2017.10 福音館書店 *
 手遊び たまごをポーンとわりまして *
 紙芝居 おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは) ふるのれいこ脚本 山本祐司画 童心社
 紙芝居 おむすびくん (年少向けおひさまこんにちは) とよたかずひこ作 童心社

 4か月の赤ちゃんは、始終ご機嫌で、にこにこ笑って、ときどき、声を立てて笑い、あっあーという。そのタイミングが、とてもよくて、場の雰囲気がとても和んだ。『くまさん ふぅー』は、擬音がいっぱいで、みんなじーっと見ている。とても楽しめたのたのは『かごにのって (うららちゃんののりものえほん)』。歌あり、掛け声あり、動物の鳴き声ありで、赤ちゃん向けにしては、長いのだけれど飽きさせない。
 紙芝居では『おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは)』で、3歳の子たちが、とても嬉しそうに見ていた。ゾウが絵を描くのだが、それが、自分たちの描く絵に近くて嬉しかったのではないだろうか? 何の絵か当てていくのだが、最初のりんごは「かき!」との答え。たしかに……今年はこの地域は、柿が鈴なりになっているので、きっと印象に強いのだろう。2番目は「恐竜!」で見事に正解! お母さんが驚いていらっしゃった。
 3歳の子たちは、はじめは恥ずかしそうにしていたが、最後は元気いっぱいだった。楽しい時間が持てて、よかった。

         

        

S保育園 年少中長さん ストーリーテリングによるおはなし会 細く長くつづける

 7月に行ったS保育園。10月も担当させてもらった。

語ったのは……
 ひなどりとネコ ミャンマーの昔話

 前回もよく聞いてくれて感心したのだが、今回は、さらにしっかり聞いてくれた。このお話は小さな子も惹きつけるお話で、たいてい失敗がない。年取ったネコがひな鳥を「食べてしまうぞ」というところから、子どもたちは、ひな鳥になりきって真剣になる。このひな鳥が茶目っ気たっぷりで、後半はその可愛らしさ全開になり、聞き手がひな鳥からちょっとひいて外側から眺めると、おかしくて笑いが込み上げる。でも、園児ぐらいの子たちはたいてい、ずっとひな鳥になりきっていて、最後まで緊張してきき、ひなどりがくしゃみをするととても心配する。年少、年中さんはそんな聞き方だった。でも、年長さんは、ちょっと外側から見ることができたのだろう。くしゃみを我慢する後半のくだりをくすくすと笑いながら聞いた。そして、ひな鳥たちが助かって、小さな聞き手たちがお話からすっかり離れてしまう最後の段落まで楽しんだのだ。
 年長さんは、年少さんのときから、毎年ひとつずつお話を聞き続けてきている。それがこうした反応に出ているのではないだろうか。細く長くつづけるっとすごい!!

朝の読み聞かせ 3年1組 『ひゃくにんのおとうさん』で大笑い

 今朝は出かけるのが遅くなり、ばたばたと学校へ入った。あわてて、階段をふみはずし、つまずいて、けがはしないけれど、転びかけたので、教室に入った時には、胸がどきどきしていた。

プログラム
 おはなし 頭に柿の木 日本の昔話
 絵本 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話 譚小勇絵 福音館書店

 転びかけたことを、子どもたちに話して息を整えた。それがよかったのかもしれない。子どもたちは、最初から、私の話を楽しんで聞いてくれた。頭に柿の木が生えて、キノコが生えて、魚が泳いでを、面白がり、頭のうえの田で稲ができるのを、まさか~と言いながら笑って聞いてくれた。岩手県のお話だよというと、「本当のことなの?!」という声。「そうかもね」と答えておいた。
ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』は、この前お昼休みに読んだが、いたのは1年生ばかりなので大丈夫だと思ったが、その中に3年生の男子がまぎれこんでいたらしい(なんて嬉しいこと!!)。「それ、前、憩いの部屋で聞いたよ」という。「じゃあ、ほかのにしよう」と変えようとすると、他の子たちが「それがいい!」。聞いたことのある子に「読んでいい?」と聞くと頷いてくれたので読んだ。傘が100個でてくるところから、楽しんでいた。火や水が100倍になるのも、予想し、もちろん題でネタバレのお父さんも、予想する。でも、この絵本では、予想していても、お父さんが次次でてくる様子が、とても、おもしろく描かれているのだ。ページをめくるたびに大笑いだった。
 おはなしが終わると先生がにこにこ顔で「子どもたちがとても喜んでいます。ありがとうございました。」と言ってくださった。わたしも、とても楽しかった。ありがとう。

    

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 はじめて 心に何かが届いていますように

 今年からK幼稚園でもお話会をさせていただくことになった。今日は初めて。人数は2クラスで60人程度。K第2幼稚園と比べるとずっとこじんまりしている。初めてということもあって、緊張してお利口に聞いてくれた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
 手遊び どんぐりころちゃん *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ

 ストーリーテリングが言葉だけで伝えるお話だといってから始めた。「ひなどりとネコ」は、静かに聞いていて、ネコが出てくるところから、どきどきしながら聞いている様子の子が何人か出てきた。おかあさんどりとひなどりが壺に隠れたところが、いちばん緊迫して聞いているようだった。とうとうひなどりがくしゃみをしていると、何人かの子が驚いた顔をした。そのあとをゆっくり語ったせいだろうか、ネコが逃げてしまったところを面白がった子が数人いて、こうしたことはありないので(だいたいはぽかんとして聞いている)嬉しかった。
 手遊びのあと、次のお話へバトンタッチした。「ついでにペロリ」では、ねこが、鍋とおばあさんを呑みこんでしまうところで、「ええーっ」と驚きの声があちこちで上がったので、これは、ずっと楽しんでくれるだろうと思ったのだが、そのあとは静かに聞いていることが多かった。途中で「まだ食べるの?」との声が少し。このお話は、一緒に唱えて見たり、ネコが「食ってやる」といってぺろりと飲み込むたびに、歓声を上げたりと、いろいろな楽しみ方があるのだが、まだ聞きなれていないこの園の子たちは、そうした楽しみまでは行けなかったのかもしれない。
 初めてストーリーテリングを聞いてくださった先生は、子どもたちがずっと静かに聞いているので驚いていらっしゃった。ということは、子どもたちに心に何か届くものがあっただろうか? そうでありますように。

I南小学校 朝の読み聞かせ 3年3組 楽しんでくれてありがとう

 昨日、朝のお話会。教室にいくとすでに、床に座って、並んで待っていてくれた。先生がお二人いて、「今日は調子悪い子が二人いけれど気になさらずに……」と。なるほど、ふたりは、少し離れた後の椅子席にいる。でも、ちゃんと静かに座っているので、安心して始めた。

プログラム
 おはなし 頭に柿の木 日本の昔話
 絵本 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話 譚小勇絵 福音館書店
 絵本 かげええほん こんどうりょうへい作 かきのきはらまさひろ構成 やまもとなおあき写真 こどものとも 2016年 01月号 [雑誌] 福音館書店

 本当は「おんちょろちょろ」を語るつもりでいたのだけれど、前の日に、近所の柿の木があまりにたわわに実っていて、熟し柿がいくつか落ちていたので、やっぱり今の季節はこれだと「頭に柿の木」にした。子どもたちは、意外にもお話を知らなかったようで、とても面白がって聞いてくれた。後の椅子席の二人も、聞き耳をたてて笑ったりしている。ああ、このお話を選んでよかったと思った。後半、私がちょっと言葉に詰まって滑らかに語らなかったので、笑いが沈んだ気がした。やはり、こういう大ぼら話は、つらつらーと語らなければならない。『ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』も喜んでくれた。さすが3年生となると、オチがわかって、口に出して言う子もいるのだが、それでも、絵で100人のお父さんがでてくると、楽しくてたまらない様子だった。『かげええほん』は、何人の人がどんなふうに影を作っているか、予想してもらいながら読んだ。影絵遊び、クラスのお友達とで、やってもらえるといいなあと思う。終わると「ああー、おもしろかった」と行ってくれる子がいていい気持ちにせてもらった。ありがとう。

    

10月のK図書館分館おはなし会 好奇心、吸収力いっぱい

10月のK図書館分館おはなし会

 朝になって雨が止んだ。近くの幼稚園は運動会の予定だったけれど、運動場の状態が悪くて中止になった。雨が止んだから家族でお出かけしたのだろうか、図書館に来たのは、年長のKくんだけだった。

プログラム
 わらべうたであてっこ どんぐりころちゃん *
 絵本 かいじゅうのこんだて (わははは!ことばあそびブック) 中川ひろたか 文村上康成絵 PHP研究所
 紙芝居 しろいからす 上地ちづ子脚本 福田庄助画 童心社
 絵本  どんぐりころころ (しぜんにタッチ!) 大久保茂徳 片野隆司写真 ひさかたチャイルド * 
 絵本 がたぴしくん (PHPわたしのえほん) たしろちさと作 PHP研究所 *
 エプロンシアター ねずみのすもう

 Kくんは、たいへんなお話好きで、いつも、体全体でお話を聞いている。今日も、とてもよく聞いて、驚いたり、笑ったり、集中してじっとしたり……Kくんのお話もたくさんしてくれた。
 紙芝居『しろいからす』ではカラスの愚かな行動を、興味深々で聞いていた。『どんぐりころころ (しぜんにタッチ!)』は、いろいろなどんぐりの種類を見て、「これとこれとこれ」は見たことがあると教えてくれた。『がたぴしくん (PHPわたしのえほん)』は、どうやら園で昨年読んでもらった様子。しっかりあらすじを覚えていたが、他にK君に向くような本を持っていなかったので、「もう一回聞いてね」といって読んだ。途中で、「(バスが)でも、動くんだよー」と嬉しそうに声をあげた。
 エプロンシアターでは、やせたねずみを演者がだすと「やせてるねー」。そのねずみが太ると「太った」と、ぴったりの反応をしていた。
 おはなし会が終わってからも、Kくんは、カブトムシが家で何匹も幼虫になったことや、ヘラクレスオオカブトがどんな角をもっているかを、両手を使って教えてくれた。前は列車に夢中だったけれど、いまは昆虫かな? ああ本当に好奇心、吸収力いっぱいの5歳児。どんどん成長してほしい。次の会えるのが楽しみ!

    

雨の日のお昼休みのおはなし会 3回目 子どもたちは面白い本を知っている

 2学期になって初めての雨の日。昨日から急に寒くなってきたので、子どもたちは雨の日は寒いらしく、小さな部屋に「あったかーい」と言いながら飛び込んでくる。ほとんどが1年生だ。でも、みんな元気が有り余っているようで、とても静かに聴けない。何人かはほんとにおはなし好きらしく「静かにして~」と言って、絵本の前で耳を澄ますのだが……。

読んだ本
 うし 内田麟太郎詩 高畠純絵 アリス館
 どんぐりころころ (しぜんにタッチ!) 大久保茂徳 片野隆司写真 ひさかたチャイルド   たぬきがいっぱい (フレーベル館復刊絵本セレクション) さとうわきこ作 フレーベル館
 そよそよとかぜがふいている 長新太作 復刊ドットコム
 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話  譚小勇絵 福音館書店

 まず『うし』はよかった。何がおかしいだか、牛が出てくるたびに大笑い。しかし、それでハイテンションになってしまったか、そのあとは走り回るは叫ぶはの大騒ぎ。私がいくら「お話の聞けない子は外へ」といっても、まったく聞かない。私の声も通らない。ほとほと困った。ところが最後に『ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』を読むと、騒いでいた子たちが出て行って、残った子たちがしーんと聞き入った。えっ?えっ? どういうこと? こうしたことは、雨の日のお話会では、しばしば経験する。ストーリーがしっかりしていて、その展開がおもしろいお話。子どもたちは、面白いものをちゃんと知っているのだ。  

    

   

K図書館本館 ストーリーテリングによるおはなし会 おはなしは楽しむもの

 K図書館本館では、第5週土曜日をストーリーテリングが担当。不定期なので、ストーリーテリングと知ってくる子は少なく、図書館にいる子たちを誘ってのお話会となる。今日は運よく5組の親子が来てくれて、しかも、子どもたちはみな年中さんにり上ぐらいの科トーリーテリングによい年齢だ。

プログラム
 おはなし ニひきのよくばり子グマ ハンガリーの昔話
 手遊び どんぐりころちゃん *
 おはなし おんちょろちょろ 日本の昔話 *
 手遊び 頭のうえでポン
 おはなし ミアッカどん イギリスの昔話

 ストーリーテリングは初めての子たちばかりなこともあって、全員がしゅっと集中して聞くという感じではなかったが、ほどほどに聞いている。私の「おんちょろちょろ」も、この前、幼稚園でやったように楽しそうには聞いてくれなかった。このお話が理解できるのは小学生以上だと思うから仕方がないが……。おもしろかったのは、0歳の赤ちゃんが、じっとみつめて聞いていてくれたこと。きっと、リズムが面白かったのだろう。
 最後の「ミアッカどん」は、小学生の子たちがよく聞いていた。

 図書館でのお話会は小さな子が多いので今年は、短いおはなしをして、お話を知ってもらい、手遊びをたっぷりして楽しんでもらうことにしている。そもそもおはなしは楽しむためのものだと思うからだ。そのなかで、おはなしおもしろかった―と思ってもらえれば、幸せだ。

9月のおはなし広場 秋晴れ まだまだ暑い

 夏休みが終わって初めてのおはなし広場。天気がよくて、ちょっと暑いけれど、秋らしくからっとして爽やかだ。運動会の練習が始まって、1年生たちは整列がますます上手になった。2クラスが8列にきれいに並んで聞いてくれた。

プログラム
 大型絵本 おばけパーティ ジャック・デュケノア作 おおさわあきら訳 ほるぷ出版
 おはなし エパミナンダス ブライアント作
 絵本 どうしてちがでるの? ソ・ボヒョン文 田島征三絵 おおたけきよみ訳 光村教育図書 *
 絵本 おつきみ どろぼう (ワンダーおはなし絵本) ねぎしれいこ文 花之内雅吉絵 世界文化社 
 紙芝居 へっこきよめ (日本のユーモア民話) 香山美子脚本 川端誠画 教育画劇 *
 絵本 こぞうさんのおきょう 新美南吉文 鈴木靖将絵 新樹社

 運動会の練習で疲れているのか、成果がでたのか、反応がいつもより少しおとなしめだ。『おばけパーティ』では、はじめしーんとして見ていて、後半のおばけたちが透明になるところでようやく声や笑いが出るようになった。「エパミナンダス」も、前半は静か。犬のあたりから話の内容がわかって笑い出した。最後のおちは「ええーっ」という子も。運動会で転ぶことも多いだろうと思って『どうしてちがでるの?』。血が出て、かさぶたができて治る仕組みは興味があるのだろう。よく聞いていた。『おつきみ どろぼう (ワンダーおはなし絵本)』のあと、疲れたようだったので、背伸びの運動をしてから紙芝居『へっこきよめ (日本のユーモア民話)』へ。ブ、プ、プーッの豪快なおならとともに起こる出来事を笑いながら見てくれた。読み終わると「本当におならでそんなことできるの?」という声。ふふっ、やってみて。時間が余ったので『こぞうさんのおきょう』。お経は今の子たちには、あまりなじみがないだろうか? たくさんお話があって、少し疲れたみたいだった。

   

  

I幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 おしまいは和気藹々と

 この園は今年度2回目だけれど、私が行くのは初めて。子どもたちはわたしの顔を見て、「前来た人と違う」とちゃんと覚えているようだ。2クラス40人が3列にきちんと並んで聞いてくれた。

プログラム
 手遊び 頭に帽子、目にめがね *
 おはなし おんちょろちょろ 日本の昔話 *
 おはなし 屋根がチーズでできた家 スウェーデンの昔話
 手遊び ぐーんとのびてぐるぐるぐる
 おはなし おいしいよ どうぞ 『ねずみのはなし (おやすみのまえに)』より さとうわきこ作

 わたしは一番最初の「おんちょろちょろ」を語った。このお話は子どもたちの前で初めて語る。瀬田貞二さんの『さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・ (福音館の単行本)』のお話で、「ねずみ経」や「おんちょろ経」でよく知られている。年長さんでは、ストーリーをきちんとおって面白さが理解できるかどうか不安だった。でも、「おんちょろちょろ……」というめちゃくちゃなお経を楽しんでもらえればいいと思って語った。お経の部分は、みんなにこにこ笑って楽しそうに聞いている。でも、何人かは、ストーリーがわかっているようで、泥棒がお経でびっくりするところを笑っている。うわあ、すごいなと思った。
 次の「屋根がチーズでできた家」は、お話をよく聞いてい子とついていけない子の間に差ができてしまった。よく聞いている子は入り込んでいるのに対して、そうでない子は体がぐらぐら揺れてしまう。
 全員がよく聞けたのかが、「おいしいよ、どうぞ」。ねずみ、ねこ、きつね……ぞうと大きくなる順に食べて行って、最後にみんなでてくるという短いお話。リズムを楽しみ、最後にはみんなで大笑いしていた。和気あいあいとして終えられて、よかった。
 

      

«朝の読み聞かせ 2年1組 リベーーーンジ!のホットケーキ

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